JR常磐線

列車運行上は上野駅から仙台駅まで約364㎞を結ぶ長い路線で茨城県を南北に貫きます。実際の起点は日暮里駅、終点は宮城県の岩沼駅です。「上野東京ライン」として品川駅まで運行しています。


JR水戸線

友部駅から栃木県の小山駅までを結ぶ約50kmの路線です。小山駅以外の駅はすべて茨城県にあります。友部駅から常磐線に乗り入れ、水戸駅や高萩駅などへの直通運転を行っています。


JR水郡線

 水戸駅から福島県の安積永盛駅までと上菅谷駅で分岐し常陸太田駅までを結び、それぞれ約138㎞、約10㎞の路線です。安積永盛駅方面の列車はすべて東北本線の郡山駅まで直通運転しています。「奥久慈清流ライン」という愛称があります。


JR宇都宮線

 茨城県内の駅では唯一古河駅だけを通ります。古河駅から上り方面の隣の駅は埼玉県の栗橋駅、下り方面は栃木県の野木駅です。古河駅は茨城県ではじめて設置された鉄道駅です。


JR鹿島線

 鹿島サッカースタジアム駅から千葉県の香取駅までを結ぶ約17㎞の路線です。鹿島サッカースタジアム駅と鹿島神宮駅の間は鹿島臨海鉄道大洗鹿島線が運行されており、鹿島神宮駅止まりとなっています。全線がほぼ高架されており茨城県内には踏切がありません。


JR東北新幹線

 古河市の市街地東側を南北に路線が通っていますが駅はありません。埼玉県の大宮駅と栃木県の小山駅の中間にあり15㎞ほど北に小山駅があります。


ひたちなか海浜鉄道

 勝田駅から阿字ヶ浦駅を結びます。勝田駅ではJR常磐線に乗り換えできます。全駅がひたちなか市内にあります。ひたち海浜公園までの延伸も計画されています。


鹿島臨海鉄道大洗鹿島線

 水戸駅から鹿島サッカースタジアム駅までの53㎞の路線です。鹿島サッカースタジアム駅は臨時駅のためJR鹿島線に乗り入れ鹿島神宮駅まで運行されています。路線は高架化や道路の立体交差など水戸駅付近以外は踏切がありません。


関東鉄道常総線

 取手駅から下館駅までの約51㎞、鬼怒川とほぼ平行し茨城県西部を南北にを結びます。取手駅でJR常磐線、守谷駅でつくばエクスプレス、下館駅でJR水戸線と真岡鐡道に接続します。地磁気観測の影響で非電化の路線です。
 「サイクルトレイン」が実施されており水海道駅から下館駅のひとつ手前の大田郷駅の間で9:30~14:30に乗車する列車に無料で自転車を持ち込むことができます。


関東鉄道竜ヶ崎線

 佐貫駅から竜ヶ崎駅までの4.5kmの短い路線です。佐貫駅ではJR常磐線に乗り換えできます。佐貫駅は2020年にJRの駅のみ龍ケ崎市駅に改称されました。
 1900年(明治33年)に蒸気軽便鉄道として開業した歴史のある路線です。
 その短い路線距離と平坦さから競合するのは鉄道やバスではなく自転車です。


真岡鐡道真岡線

 下館駅から栃木県の茂木駅までを結ぶ約42㎞の第三セクターの路線です。土日祝日にはC12形蒸気機関車が牽引する「SLもおか」が運行されます。
 路線自体の歴史は古く下館駅から真岡駅の間は1912年(明治45年)に官設鉄道の真岡軽便線として開業しました。



つくばエクスプレス

 秋葉原駅とつくば駅の58kmを45分で結ぶ路線です。路線はすべて地下または高架、割堀構造となっていて踏切がなく最高速度130kn/hを誇ります。車両の運転は自動化が進んでおり乗務員は運転手のみで車掌はいません。
 現在は6両編成ですが輸送力増強のため8両化工事が進められています。また、秋葉原駅から先の東京駅方面、つくば駅から先の土浦方面にそれぞれ延伸する構想があります。