古い歴史があり、平安時代中期に平将門がその本拠地とした地域で将門にまつわる歴史的遺産がたくさん残されています。






真壁の歴史的建造物・真壁伝承館

300棟を超える見世蔵や土蔵・門などの歴史的建造物が多く残る街並み

並ぶ歴史的建造物

真壁中心部の重要伝統的建造物群保存地区にある築160年の古民家を再生した旅籠もあります。

旧真壁郵便局

昭和2年に第五十銀行(現・常陽銀行)として建設、昭和31年から昭和61年まで真壁郵便局として使用されました。建屋内を見学することができます。

真壁伝承館の歴史館

真壁伝承館は真壁陣屋跡にある資料館等の複合施設。そこにある歴史館は真壁城と真壁の歴史を資料とともに知ることができます。

JR水戸線 岩瀬駅 11km(車で15分)

北関東道 桜川筑西IC 12km(15分)






櫻川磯部稲村神社

天照皇大神、木花佐久耶姫命、天手力雄命などの諸神を祀る神社

鳥居

天照大御神、天之手力男神(あめのたぢからおのかみ)、栲幡千千姫命(たくはたちぢひめのみこと)などの諸神がご祭神。

拝殿

徳川光圀も参詣しました。

要石

鹿島神宮の凹型と互いに連なり守護すると伝わる凸型の要石で、鹿島は鯰の頭を磯部は尾を押さえると伝わります。

JR水戸線 羽黒駅 1.8km(徒歩で22分・車で5分)

北関東道 桜川筑西IC 6km(8分) ・ 笠間西IC 6km(8分)






大宝八幡宮

国指定史跡の大宝城跡に建つ関東地方で最古の八幡宮

  • 国指定 重要文化財(本殿)
  • 国指定 史跡(大宝城跡)

 701年(大宝元年)に創建された関東地方で最古の八幡宮で、境内は平安時代から南北朝時代にあった大宝城の城跡として国指定の史跡、本殿は国指定の重要文化財となっています。 平将門も戦勝祈願にたびたび訪れたといわれています。
 三ノ鳥居を背にし道路を200mほど進むと二ノ鳥居、さらに100mほど先に一ノ鳥居があります。 境内の北にはあじさい神苑がありシーズンの6月下旬から7月上旬には数百種類の色鮮やかなあじさいが咲き誇ります。
 境内に入る三ノ鳥居付近に参拝者用の無料駐車場が充実しています。関東鉄道常総線の大宝駅から徒歩3分の近さです。

拝殿
三ノ鳥居

一番大きい鳥居です。駐車場のすぐ脇にあります。

祖霊殿

江戸時代末期の建立で旧大宝寺唯一の遺構です。

重軽石

祈願後に手に取り軽いと感じれば願いが叶うといわれています。

関東鉄道常総線 大宝駅 0.2km(徒歩で3分)

圏央道 常総IC 15km(18分)








國王神社

平将門の三女により父・平将門の最期の地に庵を建てたことがはじまり

  • 県指定 有形文化財(本殿、拝殿、座像)

平将門を祭神とする神社です。平将門の三女「如蔵尼」によってつくられた平将門の座像がご神体となっています。

鳥居と参道
拝殿

関東鉄道常総線 三妻駅 車で15分

圏央道 坂東IC 3km(5分)








医王山延命寺 他 平将門史跡

平将門ゆかりの寺、将門の死後に祀られたものと伝えられる薬師如来像。

  • 県指定 有形文化財(大日如来坐像)

延命寺は平将門が関東一円を支配するための拠点として築いた石井(いわい)営所、その鬼門除けとして建立されました。1445年に守谷城主によって建てられた本堂、薬師堂、山門のうちその後の火災で本堂、薬師堂は焼失し山門だけが残りました。

山門

火災の難を逃れた山門です。歴史の重みを感じることができます。

薬師堂(仮堂)

火災によって再建された薬師堂はさらなる火災によって焼失。現在は仮堂となっています。

石井の井戸跡

将門がこの地を訪れた際、のどが渇いた時に老翁が突然あらわれ水を湧き出させ、将門たちはのどを潤すことができたと伝わります。延命寺から100mほど西にあります。

九重の桜

京都御所の紫宸殿の前にある桜を株分けし、将門ゆかりの地に植えたものと言われています。九重とは王宮や皇居をあらわす言葉です。石井の井戸跡から300mほど南にあります。

島広山・石井営所跡

将門がおこなった政治、経済、軍事の拠点跡です。延命寺から北西に200mほどの場所に石碑があります。

関東鉄道常総線 三妻駅 10km(車で14分)

圏央道 坂東IC 3km(5分)








真壁城跡

四重の堀をもつ北関東屈指の城跡

  • 国指定 史跡

JR水戸線 岩瀬駅 11km(車で15分)

北関東道 桜川筑西IC 12km(15分)








雨引観音

安産・子育ての霊場、サクラの名所でもあり、あじさいも見ごたえあり

  • 県指定 重要文化財(本堂・仁王門他)

JR水戸線 岩瀬駅 7km(車で12分)

北関東道 桜川筑西IC 8km(10分)








中の島公園

江戸川と利根川の分岐点にある公園、江戸川改修の治水工事に関する歴史遺産を設置

 利根川と江戸川の分流点に位置する公園で、河川改修の土木遺産が多く残されています。現在の江戸川は江戸の洪水対策、水運確立などのために江戸時代初期に行われた利根川東遷事業によってはじまりました。その後も利根川水系の要衝であるこの地域では昭和初期まで河川改修が行われました。
 それらにまつわる土木遺産が多く見られる公園です。

関宿水門

昭和初期に建設された水門で利根川から江戸川に流入する水量を調整します。この手前には船が航行する際に水位を調整する関宿閘門があります。

旧関宿水門上流水位観測所

1962年(昭和37年)から1988年(昭和63年)まで使用されていたフロート式の水位観測所跡です。

利根川治水大成碑

利根川改修工事の完成を記念して1931年(昭和6年)に国(内務省)によって設置されました。

トロッコのレールを使用した藤棚

利根川の改修工事で使われたトロッコのレールを利用してつくられた藤棚です。

大型掘削機のバケット

河川改修の際の採掘で使用された大型掘削機バケットです。

「棒出し」で使われた石

水門ができる前までは江戸川への流入を制限するために両岸に石を並べ川幅を狭めるために使用されました。

江戸川橋梁(縮小復元)

1907年(明治40年)に総武鉄道(現在のJR総武線)の江戸川に架設された貴重な土木遺産である江戸川橋梁を当時の原料を使用して1/3に縮小して当時の姿を復元したものです。

園内の散策路

緑あふれる園内の散策路は多くの自然が残されています。

駐車場

中の島公園には駐車場がありません。江戸川の関宿水閘門を渡ったところにある「情報・防災ステーションごか」の駐車場が利用できます。

東武日光線 南栗橋駅 7.5km(車で12分)

圏央道 五霞IC 3.5km(6分)