高峯の山桜
標高520mの高峯に自生する55万本の山桜の群生地、様々な色の花々の見事な景観。
栃木県との県境にそびえる標高520mの高峯、またその周辺の山々には多くの山桜が自生しています。この地域は水はけのよい土壌で山桜にとって適した環境であり、長い時間をかけて山桜があふれる景観がつくられました。山桜は開花時期がわずかに遅く、木々の芽吹きはじめの時期と重なるため、桜の花の薄桃色と芽吹いた新緑色があざやかに混じりあいまるでパッチワークのような景観を楽しむことができます。
麓には高峯を一望できる「高峯見晴デッキ」、この先の林道平沢線には「だいだら坊の背負い石」、さらに「第一展望台」、「第二展望台」があり筑波山や加波山を奥に周囲の山々の景色を一望することができます。
「だいだら坊の背負い石」は関東地方につたわる伝説のひとつで、怪力のだいだら坊が巨石を背負ってきたところ背負い縄がここで切れてしまい、足で蹴って動かそうとしたが動かず、そのまま置いて立ち去ったというもの。巨石にみられる縄目と足跡はその形跡といわれています。
11月の高峯
秋の高峯。ところどころに紅葉が見えます。
4月の高峯
春の高峯。満開の山桜を楽しむことができます。
高峯見晴デッキからの眺め
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満開の山桜
山桜は個体によって花の色がさまざま。
山桜絶景の碑
地元で産出された御影石でつくられています。
高峯と棚田
この地域には稲作が行われている棚田があります。
だいだら坊の背負い石 入口
林道平沢線を600mほど登ったところにあります。林道は狭くすれ違いができるところが限られるの注意。
だいだら坊の背負い石
だいだら坊の伝説が残る巨石です。
巨石の縄目
縄目が風化せずに残っています。
- JJR水戸線 羽黒駅 5km(車で10分)
- 北関東道 笠間西IC 9km(15分) ・ 桜川筑西IC 9km(15分)
桜川のサクラ
国指定の名勝、天然記念物。世阿弥の謡曲の舞台にもなった。
- 国指定 天然記念物
- 国指定 名勝
日本国内には10種類の野生の桜が確認されていますが、その中でも山桜は古くから親しまれてきました。櫻川磯部稲村神社の参道に続く桜並木が景勝地として大正13年(1924年)に「国指定 名勝」に指定、名勝地内の桜が昭和49年(1974年)に「国指定 天然記念物」に指定されました。名勝としての景観だけでなく、天然記念物として貴重な植物として保護されています。
名勝指定記念碑
関東を代表する山桜の景勝地として1924年(大正13年)に「桜川」として国の名勝に指定されました。
天然記念物指定記念碑
1974年(昭和49年)に「桜川のサクラ」として国の天然記念物に指定されました。
磯部桜川公園
約30種類700本の桜がある都市公園です。園内に名勝と天然記念物の記念碑があります。
桜川
市内に水源がある「桜川」は徳川光圀により命名されました。筑波山麓の西から南をぐるっとまわり霞ヶ浦に流れます。
桜川の桜まつり
桜の開花時期に桜川市内の各地でサクラを楽しむことができます。
満開の桜
古くから桜の名所であった桜川。江戸に花見の名所をつくるため桜川から多くの苗木が移植されました。
- JR水戸線 羽黒駅 2km(徒歩で25分・車で5分)
- 北関東道 笠間西IC 4km(6分)
ダイヤモンド筑波(日の出)
年に2回しか見られない筑波山頂から太陽が昇る母子島遊水池からの絶景。
筑西市の母子島遊水池から見る筑波山頂から日が昇る自然風景です。筑波山頂から朝日が昇り、母子島遊水池の水面に筑波山と朝日が反射する幻想的な自然風景です。2月中旬と10月下旬の年2回、天気に恵まれた日に風が穏やかな日にその絶景を見ることができます。
日の出前、手前は母子島遊水池
2023年2月14日の6時7分。手前の遊水池の濃い青の水面にうっすらと光が差してきました。
筑波山頂越しに朝日が出た瞬間
筑波山の山頂付近が急に明るくなり、2023年2月14日の6時58分に太陽が顔を出しました。
多くの人で賑わう母子島遊水池
2月の早朝、厳しい寒さにもかかわらず幻想的な景色を見るために多くの人で賑わいます。
- 関東鉄道常総線 黒子駅 2km(徒歩で25分・車で5分)
- 北関東道 桜川筑西IC 17km(24分)・圏央道 常総IC 21km(23分)・常磐道 谷和原IC 33km(40分)