横利根閘門
大正10年に完成した日本最大級の規模のレンガ造の復閘式閘門
- 国指定 重要文化財
レンガ造りの歴史を感じさせる土木建築構造物、今でも現役でタイミングが合えば実際に船が通過する際の閘門の動きを見ることができます。
茨城県稲敷市と千葉県香取市の県境付近に位置する横利根川にある閘門。閘門とは水位差のある河川と運河の間で船舶を通航させるための施設構造物です。利根川改修工事の一部として1921年(大正10年)に完成した煉瓦造閘門のひとつで近代化遺産として国の重要文化財に指定されています。
この閘門はパナマ運河の閘門などと同じ複式閘門複扉式で、長さ約90.9m、幅約10.9m、深さm2.6mの大きさで当時就航していた最も大きい船舶を基準に設計されました。完成から100年経過した今も現役で活躍しています。
上流から見た横利根閘門
上流側は霞ヶ浦から流れる横利根川です。田園地帯を流れてきた川にレンガ造りの建造物が突然あらわれます。
下流側の扉の内側
巨大な扉を動作させる駆動部分の一部が地上からも見ることができます。
下流側から見た横利根閘門
下流側は水門をはさみすぐに利根川に合流します。
閘門をどうやって船舶は通るの?
①通常時
下流側、上流側ともに扉が閉じています。
②下流側扉の開動作開始
下流側から来る船舶が閘門に入るため下流側の扉が開き始めました。
③下流側の扉全開
下流側の扉が全開になり船舶が進入できる状態になりました。
④船舶が閘門内に進入
下流側から進んできた船舶が閘門内に進入しました。
⑤下流側扉の閉動作開始
閘門内に船舶が完全に進入すると下流側の扉が閉まります。
⑥水位調整・船舶進行
下流側扉全閉後、閘門内の水位が上流側の水位に調整され、上流側の扉が開き船舶が進みます。
JR成田線 佐原駅 4km(車で10分)
東関東道 潮来IC 13km(15分) ・ 圏央道 神崎IC 13km(15分)
変化に富んだ海岸線や久慈川、那珂川の清流をはじめ、八溝山系の山並み、滝や渓谷などの季節ごとの豊かな自然景観が楽しめます。
水戸黄門として有名な徳川光圀ゆかりの地で歴史的にみどころも多いエリア。太平洋岸はマリンレジャーや豊富な海の幸が楽しめます。
日本百名山である霊峰筑波山、日本で2番目に大きい霞ヶ浦がシンボルです。筑波研究学園都市を中心に発展が進んでいます。
南部を利根川、中央に鬼怒川が流れています。
古い歴史があるエリアで指定文化財が多く、平将門ゆかりの場所も残されています。
太平洋と霞ヶ浦に挟まれた地域で、東国三社として古くから信仰を集める鹿嶋神社と息栖神社があり、古くからの歴史があるエリアです。