西山荘(西山御殿)
徳川光圀ゆかりの場所。隠居後の晩年の10年を過ごした居所。
- 国指定 史跡
- 国指定 名勝
水戸黄門で有名な水戸藩2代目藩主である徳川光圀、その光圀が3代目徳川綱條に家督を譲り藩主の座を退いた後の1691年から亡くなるまでの晩年の10年間を過ごした隠居場所です。当時の建物は1817年に焼失してしまい現在のものは1819年に再建されたものです。光圀よってこの西山荘で水戸藩の事業として明治時代まで続いた大日本史編纂の事業がはじめられました。
櫟門
櫟の木が両脇に立つ櫟門とその奥に御殿があります。
没後三百年記念樹
光圀が一番好んだ「難波梅」、水戸黄門の三代目光圀役の佐野浅夫さんにより贈られたものです。
御前田
隠居した光圀が自ら耕した水田の一部が残ります。家臣とともに米作りを行いました。
不老池
かつて不老沢と呼ばれた光圀に仕えた家臣の屋敷があったところ。明治時代に灌漑用水池となりました。
助さんの住居跡
助さんとして知られる佐々木介三郎淳が住居を構えた跡です。建物の跡はありません。
西山の里茶室「晏如庵」
不老池のほとりにある茶室「晏如庵(あんじょあん)」では抹茶と和菓子がいただけます。
JR水郡線 常陸太田駅 2.8km(徒歩で35分・車で5分)
常磐道 日立南太田IC 10km(15分)
変化に富んだ海岸線や久慈川、那珂川の清流をはじめ、八溝山系の山並み、滝や渓谷などの季節ごとの豊かな自然景観が楽しめます。
水戸黄門として有名な徳川光圀ゆかりの地で歴史的にみどころも多いエリア。太平洋岸はマリンレジャーや豊富な海の幸が楽しめます。
日本百名山である霊峰筑波山、日本で2番目に大きい霞ヶ浦がシンボルです。筑波研究学園都市を中心に発展が進んでいます。
南部を利根川、中央に鬼怒川が流れています。
古い歴史があるエリアで指定文化財が多く、平将門ゆかりの場所も残されています。
太平洋と霞ヶ浦に挟まれた地域で、東国三社として古くから信仰を集める鹿嶋神社と息栖神社があり、古くからの歴史があるエリアです。