大洗磯前神社・神磯の鳥居

関東一の大鳥居、神磯の鳥居は大洗磯前神社と酒列磯前神社の神が降り立ったといわれる。

  • 県指定 重要文化財(拝殿、本殿)

神様が降臨した神磯といわれる岩礁にたつ神磯の鳥居。幻想的な風景をつくりだす絶景スポットです。

 太平洋に面した岬の丘の上に建つ大洗磯前神社(おおあらいいそさきじんじゃ)、その創建は856年、御祭神である大己貴命(おおなむちのみこと、別名:大国主命)と少彦名命(すくなひこなのみこと)が境内前方の岩礁(神磯)に降臨したことによるといわれています。
 戦国時代の戦乱で社殿が焼失してしまいましたが、水戸藩2代目藩主の徳川光圀より社殿の復興を行いはじめ、3代目藩主の徳川綱條によって1730年に現在の本殿・拝殿・随神門などが完成しました。
 神磯の鳥居は波が押し寄せる岩礁に建ち初日の出などのスポットとして有名です。
 那珂川をはさんで北側のひたちなか市にある酒列磯前神社(さかつらいそさきじんじゃ)とは信仰上の深い関係があります。

大鳥居(一の鳥居)

県道の交差点にあり道をまたぐように建つ鳥居です。

大鳥居(二の鳥居)

海岸の目の前にある鳥居です。随神門につづく階段があります。

随神門

主祭神の一神である「大己貴命(大国主神)」と深いつながりの神話「因幡の白兎」のうさぎ等の動物が彫られています。

拝殿

1730年に完成した拝殿。正面の赤い柱が特徴的です。

大鳥居(二の鳥居)の階段

緑に囲まれた長く急な階段です。上り下りに注意。

神磯の鳥居

御祭神が降臨した岩礁は神磯(かみいそ)と呼ばれ神聖な場所として立入りが禁止されています。その神磯の降臨した場所に建つ鳥居です。

鹿島臨海鉄道大洗鹿島線 大洗駅 2.7km(徒歩で35分・車で5分)

東水戸道路 水戸大洗IC 6km(10分)






笠間稲荷神社

日本三大稲荷のひとつで1350年の歴史を誇る、重要文化財の本殿は江戸時代築造。

  • 国指定 重要文化財
  • 県指定 天然記念物
  • 日本三大稲荷

 

 農業、工業、商業、水産業など、あらゆる殖産興業の神様である宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)が御祭神で、創建は651年と伝えられる由緒ある神社です。
 日本三大稲荷の一つとされ、初詣参拝者数は茨城県1位を誇り、関東はもとより日本各地から年間350万人もの参拝客が訪れます。
 本殿は江戸時代末期に再建されたもので国の重要文化財に指定されています。

  • JR水戸線 笠間駅 1.5km(徒歩で20分)
  • 北関東道 友部IC 6km(8分)





弘道館

日本最大の藩校跡、国の重要文化財。

  • 国指定 重要文化財(正門・正庁・至善堂)
  • 国指定 特別史跡

150年以上前の「弘道館の戦い」でできた弾の跡がそのまま残る正門、幕末の水戸藩の歴史を感じられます。

 水戸藩の藩校であった弘道館、第9代藩主の徳川斉昭によって創設、江戸時代末期の1841年に仮開館し1857年に本開館されました。幕末の動乱を経て、学制が公布され閉館する1872年(明治5年)までの約30年間を藩校としての大きな役割を果たしました。開国の要求をますます強めてきたイギリス・アメリカ・フランス・ロシアなどの諸外国からの侵略から日本の独立を守り、発展させることが大切と考えた徳川斉昭が、そのためには優れた人材を育てることが必要であると考え創設されました。
 水戸城の三の丸につくられた弘道館は藩校としては日本で最大規模を誇り、儒学・礼儀・歴史・天文・数学・地図・和歌・音楽などの学問と剣術・槍術・柔術・兵学・鉄砲・馬術・水泳などの武芸、医者を養成する医学館では医学・薬学など、幅広い教育が行われていました。明治維新のころ、水戸藩内でも藩内抗争が広がり、1868年(明治元年)に藩内最後の激戦といわれる弘道館の戦いが起こりました。この戦いで文館・武館・医学館などの多くの建物が焼失してしまいました。この戦いのときの傷跡が正門の弾の跡などに今でも残されています。
 弘道館と同じく徳川斉昭によってつくられた偕楽園、学問と武術を修業する弘道館に対し、偕楽園はゆっくりと休養するところとして、斉昭によって一対の教育施設として構想されていました。

正門

特別な行事や藩主が通る場合を除き常時閉鎖されており、学生や役人は正門を使用せず通用門から出入りしていました。

正庁の玄関

弘道館の中心的な建物である正庁の玄関です。

正庁の「諸役会所」

弘道館来館者の控えの間として使用されました。「尊攘」の書は斉昭の命令により1856年につくられました。

至善堂の「御座の間」

大政奉還後に徳川慶喜はここにこもり謹慎生活を送りました。

正庁の柱の弾の跡

1868年(明治元年)に起きた藩内抗争である弘道館の戦いでできた弾痕です。庁の玄関で

正庁の「正席の間」

学問の試験が行われたり、外の対試場での武術のの試験を藩主が見た重要な場所です。

番所

横の通用門を通る人を見張るために番人が詰めていた場所です。

農人形

斉昭は「愛民謝農」の心で自作の小さな農人形を食膳におき食事のたびに最初の一箸を農人形に供えたといわれています。

駐車場(入口すぐ横)

入口のすぐ近くに無料駐車場があります。

JR常磐線他 水戸駅 0.6km(徒歩で8分)

北関東道 茨城町東IC 8km(15分) ・ 常磐道 水戸IC 10km(20分)






偕楽園・常盤神社

日本三名園のひとつの偕楽園、100種3,000本の梅。常盤神社は偕楽園に隣接し徳川光圀、徳川斉昭を祀る。

  • 国指定 史跡
  • 日本三名園

ひきこまれるような和の空間、眼下にひろがる千波湖を含めた壮大な景観は偕楽園ならでは。

偕楽園の表門

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表門の先にひろがる和の空間

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梅まつり

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眼下に広がる千波湖

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好文亭

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満開の梅

六名木のひとつ柳川枝垂の花。

水戸の六名木

園内にある約100品種のウメの中でも、花の形、香り、色などが優れている、「江南所無」、「白難波」、「月影」、「虎の尾」、「柳川枝垂」、「烈公梅」を「水戸の六名木」と呼んでいます。

江南所無

明るい紅色の大輪です。

白難波

白色の中輪でわずかな薄紅色が花の外側に残ります。

月影

薄い黄緑色の花で、花の輪郭が特に美しく香りも強いです。

虎の尾

八重中輪で開き始めは薄紅色ですが、花が開くと白色になります。

柳川枝垂

白色の中輪でわずかな薄紅色が花の外側に残ります。

烈公梅

薄紅色の大輪で一重咲き、花びらが1枚1枚はなれています。水戸にしかない品種です。

JR常磐線他 水戸駅 2.5km(徒歩で30分・車で5分) ・ 【下りのみの臨時駅】JR常磐線 偕楽園駅 0.3km(徒歩で4分)

常磐道 水戸IC 8km(15分) ・ 北関東道 茨城町東IC 8km(15分)






水戸八幡宮

安土桃山時代の創設以来、水戸城主代々の崇敬された神社。

  • 国指定 重要文化財(本殿)
  • 国指定 天然記念物(イチョウ)

御神木である日本一の大いちょうは一見の価値あり。

1592年に佐竹義宣によって創建、1598年に本殿が建立されました。

鳥居と白幡山八幡宮碑
鳥居
随神門(市指定の重要文化財)
拝殿(市指定の重要文化財)
本殿(国指定の重要文化財)
大いちょう(国指定の天然記念物)

JR常磐線他 水戸駅 2.7km(徒歩で30分・車で5分)

常磐道 水戸北スマートIC 5km(10分)






虎塚古墳

保存状態が良好な彩色壁画をもつ石室が発見された前方後円古墳

  • 国指定 史跡

石室の内部が年2回一般公開され、貴重な彩色壁画を実際に見ることできます。

  • ひたちなか海浜鉄道湊線 中根駅 1.7km(車で3分・徒歩で19分)
  • 東水戸道路 ひたちなかIC 3km(5分)